9月に入ってから急に退職することになり、急に自由の身となった。
本当は9月いっぱいまで勤めるつもりだったのだが、残りの日は有休消化という形になったので、とりあえずすぐにお金の心配はない。
パートだったが雇用保険に入っていたので、失業給付を受けることもできる。
と、いうことで。
仕事をしていたらなかなか取れなかった“考える時間”というものが取れるようになった。
何を考えるのか?
それはもちろん、次の仕事、である。
元々辞めるつもりだったんだけど
元々、コンビニの仕事はいずれ辞めるつもりで、パソコン教室に通い、日商PC検定データ3級も取った。
辞めた店では、どうも店長と考え方が合わず、勤めるのがしんどくなっていた。
それがなければ、たぶんそのまま勤め続けていたに違いない。
コンビニの仕事は長いことやっていて慣れていたし、同僚はいい人たちばかり、店は近所で歩いていける。
時給が低いこと以外は、特に“辞める理由”がない。
辞める理由がなかったら、次の仕事のことなんて考える余地もなくなるものだ。
でももう、仕事は辞めた。
すぐにでも次の職に就かなければならないということもなく、時間的余裕ができた。
働かないわけにはいかないから、次にどんな仕事をするのか、よくよく考えなくてはいけない。
これは、チャンスだ。
自分の人生を見つめ直す絶好のチャンスを、私は与えられたのだ。
だからこれから、自分の考えをまとめるために、いろいろと書き出してみようと思う。
外せない仕事の条件
まず私自身が考えている仕事の条件として、
・体力的に自信がなくてもできること
が、ある。
うちは年の差夫婦なので(子供もいない)どうしたって、夫が先立つことを考えなくてはならない。
遺族年金があるにしても、無職というわけにはいかない。
自分ひとりになったとき、食べていけるだけの収入は必須である。
いざとなったら、コンビニはどこにでもあるわ~(´3`)と思うが、悲しいかな体力的にツラいと思うことが増えた。
「立ち仕事ではなく座ってできる仕事」
「長時間ではなく短時間」
「週5ではなく週3」
…などのキーワードが思い浮かぶ。
これをクリアするのは、誰にとってもなかなか難しいように思う。
過去を振り返ってみても、私は体が丈夫とは言えなかった。
子供の頃はしょっちゅう熱を出し、二十代は喘息がひどく、三十代後半から四十代前半はうつに悩まされ、四十代後半からはがっつり更年期障害が出た。
今はコロナ予防が幸いして風邪も引かず元気に過ごしているが、ちょっと無理すればすぐに肘だの膝だのが痛くなる。
みんなそうだと思うけれど、五十代、年相応に体力には自信がない。
雇われない働き方を考えてみるものの
Twitterを見ていると、フリーランスや在宅など、いわゆる“雇われない働き方”をしている人がゴロゴロいる。
そういう人たちが口をそろえて言っているのは、
《自分の好きなように働けるからストレスフリー》
《自分がこんな風に仕事をするようになるなんて思っていなかった》
《アナタにもできる、挑戦してみて》
等々。
社畜だったワタシが、人間関係や時間の拘束から解き放たれてノンストレス!
まさかそんな日が来るなんて…雇われない自由な働き方バンザイ!
と、バラ色の日々を歌い上げるかのようなツイートが多々見られる。
(ただ、この手のツイッターアカウントには詐欺まがいのものも多いので注意が必要)
私はそれを
「アナタは、それができたんでしょうけれどね」
と、冷めた目で見ているのだが。
確かに、バラ色ツイートをしている人たちはそれを「楽に」手に入れたとは、一言も書いていない。
それなりの苦労や努力、覚悟の上で、手に入れたバラ色であるに違いない。
でも私はフリーでやっていけるようなスキルがない。
雇われて働く以外に、満足な収入を得たことなんてない。
クラウドワークスにも登録して、やってみたことがある。
やったのはタスクという、アンケートに答えるなどの単価の安い簡単な作業ばかりだけど、これもやってみると意外に時間がかかり、とても数をこなすことはできなくて結局タダ働きしてしまった。
『夢をかなえるゾウ1』を読んでみた
先日、今更ながらkindle unlimitedで『夢をかなえるゾウ1』を読んだ。
そのせいか、“雇われない働き方”も視野に入れてみたらいいんじゃないか…?と思うようになった。
クラウドワークスをやってみたときは、私はコンビニで働いていた。
当然スキマ時間でやろうとしたため、なるべく「簡単、短時間でできるもの」を選んでやった。
でも今なら、時間のことは気にしなくていいのだ。
もっとじっくり腰を据えてやろうと思えばできる環境に、今はいる。
コンビニで働いていた時は、何もかもが仕事を軸に生活が回っていた。
「明日は仕事だから、○時には寝て、△時には起きなきゃ」
「その日は仕事だから、用事は○○日にするしかない」
「仕事に支障が出ないように、○○するのはセーブしておかないと」
仕事だから、仕事があるから。
もちろんフリーランスの仕事が、何もかも自由とは思わない。
というか、むしろ自分で自分を節制できる人でないとフリーランスは無理じゃないだろうか。
でも「自分で調整できる」というのは、雇われていては難しいことだ。
「人から定められて仕事をやる」のと「自分で決めて仕事をやる」のは、たぶんまったく違うだろう。
結局、答えは出ていないけど
何も仕事をひとつだけに絞ることもないように思えてきた。
むしろいろいろな収入源がある方が、いいのかもしれない。
もちろん、今からだって正社員になれれば、厚い手当が付くぶん安心感はある。
(正社員ではないが雇用保険に入っておいて本当によかったと思う)
ただ正社員への道は限りなく険しい。
だとしたら、いろいろやってみたらいいのではないだろうか。
若いころと違って、あれこれ手を出して移り気なやつなどと思われることも今更あるまい。
思われたとしても、雇われないのならどうでもいいことだ。
だって、自力で生きていかないといけないんだもん。
こんな若さも魅力も知能も特技も資産も人脈も持ってないオバハンは、自分で自分を食わせていかなきゃいけないんだもん…!
と、思っておかねばならない(´・ω・`)
この先、自分がどういう選択をするのか、自分でもまだわからない。
でも与えられたこの猶予を生かして、じっくりと考えたい。
ええ、いざとなったらまた、慣れたコンビニで働けばいいからね。
コメント