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昭和思い出話 その1 「子供の頃の自分の部屋って」

エッセイ風

先日、昭和後期生まれの自分が子供だった頃と、今現在の子供との「意識の違い」というものをしみじみと感じることがあったので、記してみたいと思う。

職場の人がこんな話をした。

「○○さんの小学5年生の娘さんがクリスマスに何がほしいのかを聞いたら、ソファーがほしいと言ったらしい」

私を含め、その場にいた大人(30代~50代)は、みな驚いた。

今どきの子は、サンタさんにソファーを所望するのか…!と。

なぜなら「部屋の模様替えをしたい」からだそうだ。

この理由にもまた驚く大人たち(笑)

自分たちが小5の頃、ソファーがほしいなどと思ったこともないし、部屋の模様替えをしたいなどと思ったこともないからだ。

そもそも自分の部屋などというのがなかった、と話す30代女性と50代女性。

部屋の一角みたいなところだったよね。
申し訳程度の仕切りはあったけど。
正確には、自分の勉強机だけが自分のスペース、みたいな。

ふすま紙がやぶれたときは、ワタシに選ばせてくれたっけ。
そうそう、障子紙とかね。
あと、布団を打ち直したときに側生地を。

共通認識に大笑いである。

ちなみに私(50代)は男兄弟とは別に一部屋を与えられた。

でも和室で、みんなで使うタンスや本棚があり、一部屋まるまる自分色の部屋にすることなど考えもしなかった。
勉強机の下に二畳ほどのラグを敷き、勉強机とそのラグ上が自由にできる「自分のスペース」だった(ラグは選ばせてくれた)。

しかしそれで特に不満はなかった。
とにかく漫画が大好きだった私は、自分専用の大きめの本棚を買ってもらったのだが、それも高校時代だったように思う(今も現役で使っている)。

小5にして部屋の模様替えをしたいと思うのは、今の時代でもなかなかに美意識が高い子だと思うのだが、それにしても昭和後期の子供と平成後期(てか、もうすぐ令和だよ)の子供は、全然違うなあ…と思った次第。

昭和でも特に、後期時代の生活史として参考になれば幸いである。

※この記事はブログサービスnoteに投稿した記事の再録です。

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