こんにちは、みみなをです。
いつものようにkindle unlimitedを眺めていたら、私が死ぬほど愛している漫画が出てきたのでご紹介いたします!
手垢がついた言い回しですが、「これを読まないなんて、人生半分損してるよ!!」
というわけで、今回ご紹介する漫画は、堤抄子先生の『聖戦記エルナサーガ』です!
物語は魔法ありドラゴンありのファンタジーが舞台。
死して魔獣から噴き出す魔風を防ぐため、聖剣“絶対封魔剣”を山の頂上に突き立てることによって、守られた土地…世界(ギムレー)が生まれた。
アーサトゥアルの姫・エルナは、この世界でただひとり、魔法を帯びぬゆえに絶対封魔剣を抜けるとされ、覇権を争う国同士の駆け引きに利用されようとしていた。
敵国アンサズの王子で強大な魔法力を持つシャールヴィは、アーサトゥアルの目論見を阻止するため、エルナを暗殺すべく、ひとりアーサトゥアルに向かった…
というのが序盤のあらすじ。
私のおすすめポイントは、何と言ってもエルナとシャールヴィの関係です。
最初は敵同士だったふたりですが、やがてシャールヴィがエルナの思いに同調し、行動を共にするようになります。
堤抄子先生自身が「(男の子が弱いというのではないけれど)女の子が世界を救うお話」と述べられているように、行動の主導はあくまでもエルナで、シャールヴィはそれを補助する側に回ります。
でもシャールヴィは、進軍においては常に先頭で戦い「不死身のシャールヴィ」などと呼ばれるようなツワモノ。
一方エルナは、人や国の行く末を憂い、優しさと芯の強さを持つ女の子ですが、シャールヴィに出会うまでは自国から出たこともなかった箱入りのお姫様。
そんな鬼強いシャールヴィが世間知らずのエルナを𠮟り、励まし、守りながら、自分はずっとサポートする形で彼女の傍に立ち続ける。
これがねぇ…ものすっごく、エモいんですよ!!
そのすべてが集約された台詞がこちら↓
「エルナ おまえの夢はなんだ 理想はなんだった」
「行こうぜ…そこによ」
(『聖戦記エルナサーガ完全版』8巻)
………(´Д`)
…女が叶えたいと思っている夢や理想のために、自分は影となって全てを支えてくれる男がこの世にいますか……
いねえ。
そんな男は一匹たりともいねえ!!(偏見)
じゃあお前はエルナかよ?!というツッコミは一応受け付けますw
とにかくシャールヴィがねえ、はっきり言って萌えなんですよ萌え!!
群を抜いた戦闘力。
粗野だけど優しく、王子としての立場もこなして、人望も厚い。
エルナに惚れちゃうけど、ツンデレ(しかもエルナが鈍い)ゆえに全然進展しない。
そしてマッチョ。なのにデレる(結構デレシーン多し)。
たまらんくないですか!?(*´Д`)=3
そんなたまらんくない男が、女を立てて自分はサポート役ですよ?
…さあ、女子のみなさん。
「こんな男はいねえ―――!!!」
と、心で絶叫しながらシャールヴィに惚れよう(笑)
そしてラブラブなのにはっきりしないふたりに、身をよじってジリジリしよう!(*´Д`)
他にも、主な登場人物であるヴァ―リ様(様と言いたい)や、エルナの兄エイリーク王子にも絶叫シーンが用意され(?)微に入り細を穿つ物語展開となっております。
この作品で描かれるのは「戦争」という重いテーマです。
誰もがそうするしかないと戦争を正当化する中で、「世界(ギムレー)を救う方法は他にあるはず」と模索するエルナはしかし、その道のあまりの険しさに何度も何度も挫折し、傷つき、涙を流します。
けれどそのたびに立ち上がり、次第にシャールヴィや周囲の人たちを味方につけ、やがては本当に世界を救う道へと踏み出していくのです。
戦乱の中でいくら声高に叫んでも聞き入れてもらえない無力感、誰かを助けるために誰かを殺さなければならない矛盾などが丁寧に描かれ、決してふわふわとした物語ではありません。
しかし同時に、魔法という漫画ならではの迫力の演出や、エルナとシャールヴィのじれったい恋模様なども絶妙に描かれ、もうもう極上のエンターテインメント作品になっているのです!
本作の続編に当たる『聖戦記エルナサーガⅡ』も、たいっへん面白いので!ぜひぜひ!ご覧になってみてください!
今なら『エルナⅡ』もkindle unlimitedで読むことができますしね!
『エルナⅡ』の、高層ビル群の間を飛ぶ竜騎士団の見開きを見たときの、私の興奮といったら…くううう!!
ではまた(^-^)/
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