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【漫画】未完の大作なんて言いたくない ー三浦健太郎先生の訃報に際してー

オタク語り

こんにちは、みみなをです。

5月は漫画家さんの訃報が相次ぎましたね。

故 三浦健太郎先生の『ベルセルク』は、私も途中までは読んでおり、完結したらまとめて読もうと思っていた作品でしたが、それも叶わぬ夢となってしまいました(T_T)

そこであえて、あえて、私は言いたい。

続きものの連載作品は「完結させる」ことを考えながら描いていただきたい…!と。

読者が望んでいるのは

ここから先は、あくまでも読者の意見、わがままとして書きます。
漫画家さんの気持ちとか、出版社の都合とかは考えていませんので悪しからずご了承ください。


一話読み切りの連載はともかく、

続きものの連載作品は「終わる」こと、「完結させる」こと

それを考えながら描いていただきたいのです。


そんなことお前に言われるまでもない!
ちゃんと考えている!


…と、お叱りを受けそうです。

しかし現在も続いている連載漫画の中には、もうかなり長いこと続いている作品がありますよね。
何年、十何年、何十年、なんてものもある。

長期どころか超長期連載になっているのが、元々の作者の構想なのか、出版社の手管なのか、単なるいち読者である私にはわかりません。

でも考えてもみてください…いえ、考えるまでもない。


読者も漫画家も年を取るんです。

 

最近、アニメ化もされた大人気作品『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』『約束のネバーランド』が、次々と最終回を迎え、私はそれをとてもうれしく思いました。


ああ、ちゃんと完結してくれた
物語の結びを拝むことができてよかった!…と。

(正確にはまだ拝んでないので「拝むことができることが確定」してよかった、ですが)


続きものの連載作品で何が一番気になるかといえば、それは

物語の結末がどうなるか

ではないでしょうか?


大好きなキャラクターがどうなるのか?
あの謎はどう解かれるのか?
広げまくった大風呂敷を、作者はどう畳むつもりなのか?


どうなるの? 
このお話はどうなるの?


それが、読者が一番気になることなのではないかと、私は思います。

対して、作者である漫画家さん

漫画家本人が、その作品の中で何を一番描きたいのか。

それは人それぞれであると思います。

中にはいらっしゃるでしょう。
結末は二の次で、キャラクターがかっこよく見える場面を描きたい!とか、こんなシチュエーションが大好きだからそれを描きたい!とか。

もちろんそれでいいんです。
読者も、作者が楽しんで描いているそのページが大好きです。


でも、物語を始めた以上、エンドマークもつけてくれください


物語が破綻してしまい、誰もが望んだような美しい幕引き…とは、いかない場合もあるかもしれません。

けれど、拍子抜けするほどあっけない終幕でもいいのです。
尻つぼみでも、尻切れトンボでもいい。

それが作者にとって不本意でも、作者がつけた結末なら、読者は納得するんです!


期待外れの結末に、批判が起こる場合もありましょう。
かの有名なアニメ『エヴァンゲリオン』のように。

でも受け手は納得している。
(というか、せざるを得ない)


なぜなら作り手が決めた、送り出した結末だから。


その結末を、作り手が断腸の思いで送り出したならば、受け手も断腸の思いで納得しているんです…!

「未完の大作」なんて言いたくない

ところが、未完となってしまった作品はそうはいかない。

こと作者が亡くなってしまった場合には、作者も読者も気持ちの持ってゆき場がない。


作者が作り出したあの世界はどうなってしまうのだろう?
あのキャラクターの運命はどうなってしまうのだろう?


いくら想像しても叶わない結末に、心を空しうするだけ。


過酷な運命を背負わされたガッツがどうなるのか?
とても抗うことなどできないような強大な敵に、それでも立ち向かっていくガッツの物語を最後まで読みたかった。


三浦先生は超絶技巧の作画でも有名でしたが、

多少絵のクオリティを下げてでも連載を進め、物語を完結させてほしかった…!!


それが読者である私の、偽らざる気持ちです。


もう一度、言いましょう。

続きものの連載作品は「終わる」こと、「完結させる」ことを考えながら描いていただきたいです。


なぜなら、読者も漫画家も年を取るから。

年を取る。すなわち、死んでしまうから。


死んでしまったら、もう読めないのです。
死んでしまったら、もう描けないのです。


そんなこと言われんでもわかってるわい!
でも好きに描きたいんじゃ!

…と、おっしゃられることでしょう。


わかります。好きに描いていただきたい。


でも…でも…それならばせめて、

完結までのあらすじを残しておいてくれ~~!!(T_T)

プロットでも、メモでも、あやふやでも、だいたいでも、何でもいいから!


…と思うのは、わがまま過ぎるでしょうか……。

最後に

私のたわごとはともかく、『ベルセルク』が未完の大作となってしまったことを一番無念に思っているのは、作者ご本人に違いありません。

三浦健太郎先生のご冥福を、心からお祈り申し上げます。


そしてどうかこれ以上、未完の大作が生まれないことを切に願います

そう…みんなが思っている、あの作品とかあの作品とかあの作品ですよ!!(^▽^;)

 

ではまた(^-^)/

 

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