こんにちは、みみなをです。
宮崎駿監督の映画、『君たちはどう生きるか』を見てきましたので、その感想をば。
正直、『ハウル』からこっちの宮崎監督映画は、私には合わない作品でした。
そのハヤオじーさま…もとい、監督が、いったいどんな映画を創ったのか…
見届けねばならぬ。
そんな気持ちで、この映画を見てきました!
完全ネタバレで書きます。
未鑑賞の方はそのおつもりでどうぞ!
悪くなかったよ?
結論から言うと「悪くなかった」です。
私は鑑賞前にたまたま、朝日新聞Be(9月16日)に載っていた記事を読みました。
なのでこの映画が、
・幻想的なイメージが次々出てくる
・辻褄合わせを考えて創られていない
ということは事前に知っていました。
このふたつを鑑賞に知っていたのは大きかったと思います。
あの物語を見ながら辻褄合わせを考えていたら、頭の中がこんがらがって「何コレわけわからん」となり、
わけわからん=つまらない
となっていたでしょう。
だって監督自身が辻褄合わせを考えて創ってないんだから、辻褄なんて合うわけがない。
だから極端ですが、
「何も考えず絵面を見て楽しもう」
と思って鑑賞しました。
結果的には、それで正解だったと思います。
次々に出てくる不思議な世界はまるで絵本のよう
そして私は
ラピュタに似てる
紅の豚みたいな風景
シュナの旅を思い出すな
カオナシがいっぱいいるぞ
こだまが可愛くなって出てきた
などなど、かつて監督が創り出した作品を連想していました。
パンフレットにも作品解説的なことは一切書かれていないので断言できませんが、あれは自らの作品のオマージュだと思います。
つまりこれは…監督の思い出を表現しているんじゃないか?
あえてどんなストーリーなのかを言うなら
「眞人inワンダーランド」
かなぁ。
鑑賞者は主人公が不思議な世界を旅するのを見て楽しむ。
そこに深い意味はない。
深読みしていろいろ理屈付ければ何かあるだろうけど、そんなのいらない。
そう思って鑑賞すれば、この映画、全然「悪くない」どころか、結構「楽しい」です。
私は『ハウル』や『ポニョ』より全然好きですよ?(^^;
タイトルの『君たちはどう生きるか』も、そんなに意味はないような…?
※私は小説も漫画版も未読
眞人が自分の生き方を選択したときに、大叔父が作った世界が崩壊するシーンが出てきます。
この
「何かを選択したとき、ひとつの世界が壊れる」
というのは、他の作品でも何度も出ているんですよね。
一番わかりやすいのは『ラピュタ』だし、『もののけ』もそうだし、『ナウシカ』や『コナン』や『カリオストロ』もそうかもしれない。
だからこれもあえて言うなら、
〝選択の末に壊れるものがあるけど、人生は続く。そのとき、君たちはどう生きるか?〟
ということなのかなぁと思ったり。
私の感想ですけどね(笑)
まとめ
ということで、見ようかどうしようか迷ってるなら、深読みとかしないで気楽に見たら?とオススメします。
超個人的感想として。
私は無類の鳥好きなので、鳥さんがいっぱい出てきて心躍りました!(笑)
オヤジなアオサギもブサイクなインコもリアルなペリカンも、みんなかわいい〜!!(≧∀≦)
アオサギの足音もリアルでよかったなー。
てことで鳥好きさんにもオススメですw
ではまた(^o^)/
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